里見「斎藤道三」 3・17テレ朝系ドラマ「濃姫」 |
2012-02-20
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「55年間の芸能生活のうち80%は時代劇」という里見の存在は、若手役者やスタッフにとっても時代劇を学ぶ貴重な機会となった。
信長を演じる城田優(26)には信長が小者に見えないよう大またで歩くなどの立ち居振る舞いをアドバイス。濃姫役の観月ありさ(35)の演技については「気の強い女性の生きざまをきっちり演じていた」と評価する。
今回のドラマについて里見は「今は皆ちょっと生き方が甘くなっている。濃姫も信長も道三も、食うか食われるかの時代に精いっぱい自分の主張を曲げずに生きているところが見どころ」と魅力を語る。
同局の田中芳之プロデューサーは「戦国時代の中でもこの3人は普遍的な人間ドラマとして描けると思った」と指摘。里見の起用については「視聴者に新鮮に感じてもらえるような、いい裏切り方ができれば」と反響に期待を寄せている。
◆ドラマスペシャル「濃姫」 美濃の戦国大名・斎藤道三の娘で、政略結婚で織田信長の正室となった濃姫の半生を描く。現存する資料が少なく“謎の戦国美女”とされる濃姫の人物像に迫りながら、信長の夫婦像や父・道三との親子関係なども新たな視点で描き出していく。
◆共演に笹野高史ら 共演陣には、平手政秀役の笹野高史(63)、土田御前役の余貴美子(55)、織田彦五郎信友役の寺島進(48)、織田信秀役の柴俊夫(64)らが顔をそろえる。
●里見浩太朗(さとみ・こうたろう) 1936(昭和11)年11月28日生まれ。静岡県富士宮市出身。1956年「東映第3期ニューフェイス」に合格し、翌57年に映画「天狗街道」で俳優デビュー。その後、時代劇を中心に数多くの映画やテレビドラマに出演。代表作の一つとなった「水戸黄門」シリーズでは助さん役を71年から88年まで務めた後、02年から昨年末まで5代目「黄門さま」役を演じた。
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